他人事じゃない、キャッシングでのスキミングから自分を守る方法

海外旅行に出かけ、休暇を満喫し、日本に戻ってきたとき、自宅にクレジットカードの明細書が届いています。面倒くさいなあ、と思いながら、念のため、と思ってチェックすると、驚愕の事実が。なんと自分が買ってもない高額商品がクレジットカードから支払われているではないですか!

もしあなたがこんな経験をしたなら、それはほぼ間違いなくスキミング被害にあった、ということになります。スキミングとはご存知の方も多いと思いますが、スキマーという機械でクレジットカードなどの個人情報を読み取り、それを別のカードにすっかり移し替えてしまう、という手法です。とくに海外での被害が多く、信用できると思って食事の支払いの際に渡したクレジットカードがあなたの目の届かないところでスキミングされていたり、支払いの際に使用するCATという機械の中にスキマーが仕込まれていたり、など、その手口は巧妙になる一方で、クレジットカードを利用する以上、誰もがその被害に遭いかねないのです。

じゃあ、どうやったらその被害を防げるのか、ということになりますが、まず一つのポイントはクレジットカードの支払いの際は自分の目の届くところでする、ということです。見知らぬ人に預けて奥の部屋とかでスキミングされることを防ぐためです。そして、もう一つの防衛策はクレジットカードの利用枠を少なくしておく、ということです。便利だと思って利用枠を多くしておくと、万が一スキミング被害にあったときに第三者に利用され放題、ということになりますが、利用枠を低くしておけば、被害も最小限に抑えることができます。

備えあれば患いなし、という諺があるように、何か問題が起きる前にやれることはやっておきましょう。

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