経済基盤が出来るまでは引き受けてはいけません!各種ローンの保証人

今ではそう言う物が有ることさえ知らない人もいるかもしれませんが、以前はローンで融資を受けようという場合には保証人と言う物が必要でした。現在でもアパートを借りたりする場合には保証人が必要になることが有りますが、必要になる理由は同じことです。ローンの場合には返済が滞った時、アパートの場合には家賃が払えなくなった時、借りた本人に代わって返済したり支払ったりする人のことを言います。よくわからずに引き受けてしまう人もいますが、あとあと大きな問題になることも有ります。

自分が借入したのと同じ

保証人と聞いても、借りた本人ではないので、よく理解していないと、あくまで他人事のように思ってしまって安易に引き受けてしまうことが有りますが、実は保証人と言うのは借りた人と同じに扱われます。つまり自分が借りたのと同じなのです。では自分が借りる場合を考えてみましょう。通常自分が借りる場合にはどのように返済していけば良いのか十分考えてから融資を受けます。しかし保証人の場合そんなことはしませんから、利用者が返済に行き詰ってしまった場合、保証人も路頭に迷う事になります。

保証人を頼まれたらどうするか

しかし知り合いが多くなればたまには保証人を頼まれることが有ります。どのような保証人かは分かりませんが、金銭に絡む保証人の場合には自分に大きな資産が有って万が一の時でも大した問題は無いというような場合以外は正直にそれだけの経済基盤は無いと言って断ることを勧めます。これはどんなに深い関係が有っても同じです。あくまで数字で考えて下さい。数字で自分には生活を維持しながら返済を負うだけの力は無いと判断したら断るしか道は無いのです。

連帯保証人は特に危ない

特に連帯保証人と言う場合には非常に危ないので注意が必要です。普通の保証人の場合取り立てに対して抗弁権と言ってもっと先にやることが有るだろうと主張できますが、連帯保証人にはそれも有りません。取り立てが来たらそれに従って支払うしかないのです。親しい人に頼まれた場合にはなかなか断れないものですが、将来を考えると、自分が窮地に陥るような芽は事前に摘んでおく方が無難です。決して情に流されるようなことの無いように注意してください。

住宅ローンの場合

住宅ローンの場合現在では連帯保証人は求めず、生命保険を掛けることになっていますので他人から保証人を頼まれるというようなことは有りませんが、住宅ローンを親子で返済する場合には、いろいろな方法が有って、借り入れは親名義で借りたとしても返済は2人で行うことにするため子供が連帯保証人になるという方法が有ります。この場合はもちろん自分の住む家でもあるわけですから、連帯保証人は避けて通れません。親子で責任をもって返済してください。

誰かに保証人をお願いする場合

逆に自分のほうが誰かに保証人をお願いする場合には、先ずは肉親にお願いしましょう。それ以外になると保証人の怖さが周知されていますので、なかなか引き受けてもらうことはできません。保証会社などが有ればお金はかかりますがそちらを利用しましょう。また保証人を紹介してくれるような会社もありますが、相手は殆ど資産などは無く、仕方なく保証人を引き受けることでお金を得ているような人が多いため、あまり利用する事はお勧めできません。

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