マイバンクはお付合いのある銀行とは限らない？消費者金融名の場合有

マイバンクと言えば現在大手銀行がサービス名で利用していますが、もっと大きな意味でいうと自分が利用している主な銀行で預入や借入など主な取引を任せているような銀行を思い浮べるのではないでしょうか。最近では銀行側もそれを意識して資産管理などを総合的に管理するようなサービスを展開するようになってきています。しかしマイバンクという響きが良いためか消費者金融の名称として利用しようと考える人もいるので要注意です。

金融庁のデータベースを確認すると

現時点で金融庁のデータベースを確認してもマイバンクを名乗る消費者金融は存在していません。しかしながらインターネットを検索してみるとどうも個人経営でマイバンクを名乗る消費者金融が存在しているかあるいは存在した痕跡が残っています。それらの記事を見てみると登録業者だと言っている場合も有れば、登録されていないような違法業者だと言っている場合も有って真偽がはっきりしないのですが、場合によっては複数存在していた可能性もあります。

違法業者だった場合

違法業者だった場合、当然闇金と言うことになり利用するのは極めて危険です。最近の闇金は正規業者を装うため、実際に存在する消費者金融を名乗って、連絡先だけ変えて広告を出し利用者が現れたら表向きは法定金利を守っているように見せかけて騙し、お金を融資すると言っては色々な名目で先に入金を促すような所が有ります。以前は闇金と言えば法定金利を超えた金利で大きな利息を取るというのが相場だったのですが、法令や取り締まりが厳しくなったために、巧妙化してきています。

マイバンクの場合

ところがこのマイバンクの情報の痕跡を見ると、登録業者を装うことも無く、大っぴらに広告を出していたらしく、現在の闇金にしては巧妙さに欠けているように見える為、素人がやっていた可能性もあります。いずれにしても現在はマイバンクという消費者金融は存在していませんので、もしそのような雑誌広告や、インターネット上のホームページを見つけたとしても、それは違法な業者と言うことになります。近寄ってはいけません。

闇金の罠に嵌らないために

こういった闇金の罠にかかってしまうと厄介ですので、あまり普段名前を聞かないような消費者金融の利用を考えている場合には、必ず正規の業者かどうかを確認してください。最も簡単な確認方法は金融庁のデータベースを利用する事です。このデータベースはインターネット上から誰でも無料で利用できます。まずその名前で検索して、存在を確認します。次に連絡先の住所や電話番号も登録されたものかどうかを確認します。これは例えば電話番号だけ入れ替えられているような場合が有るためです。

闇金を利用してしまった場合には

こちらが借りようとしているのに入金を迫られたり、法外な利息を要求されたりした場合には闇金の可能性が高くなります。既に入金したものが戻って来ることはまずありませんが、既に借入していて大きな金利がついている場合などは元本を含めて返済の必要はありません。すぐに警察に行って相談してみてください。良く分からないというような場合には、自治体の相談窓口や、弁護士に相談してみても良いでしょう。そのままにしておくと大変なことになってしまいます。