カードローンから借りるときのシュミレーションのススメ

どんぶり勘定、という言葉があります。お金を扱う際に細かいことは気にしないで、大体の感覚で物事を扱ってしまう人のことです。誰かに何かをおごる際に寛大であることはいいことですが、自分のお金の管理に関して「どんぶり勘定」であることは決しておすすめできません。

実際、多重債務や自己破産に陥る人たちに共通してみられる特徴、それがこの「どんぶり勘定」です。何とかなるだろう、で済ましてしまうわけです。もちろん、わたしたちはいつでもネガティブになったり、数字に過度に細かくなる必要はないのですが、少なくともお金を借りるときには問題を「具体化」することが大事です。

物事を「具体化」する上で大事なことは自分の頭の中だけに頼らないということです。逆の言い方をすれば、きちんと手を動かして記録しましょう、ということになります。多くの人は金利の計算など、自分の頭でできる、どのくらいのペースで返済していけば良いかもわかっている、と言いますが、人間の頭は事実を歪曲して捉えてしまう傾向があります。ですから、客観的に物事を捉えるための記録をつけておかないと、自分の脳に容易に騙されてしまうことがあるわけです。

その点で絶対にしなくてはいけないのは借り入れる際のシュミレーションです。まずは自分が借りる会社の利率がどのくらいなのか、自分がいくら借りることにしていて、どのくらいの期間で返済するつもりなのか、そうであるなら、自分の家計にどういう影響があるのか、とにかく紙に書き出して、自分で計算機を叩いてシュミレーションしましょう。

これがどうしてもめんどくさい、あるいは数字が苦手でなんのことやら分からない、というなら、各会社のホームページにシュミレーションをするためのソフトがありますから、それを活用しましょう。

鍵は自分の頭だけに頼らずに、具体的にアウトプットする、ということです。

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