消費者金融の利用には要注意!将来住宅ローンの利用を考えている場合

最近は地価が下がり住宅価格も落ち着きを見せて、一時よりも住宅も買い易くなってきました。そこでこれから住宅を買いたいと考える人も増えて行く可能性があります。住宅を購入する場合、即金で支払いをする人はそう多くはありませんから、通常は住宅ローンを借入して、購入することになります。住宅ローンは普通の人にとっては人生で最大の借入になる筈で審査も非常に厳密に行われることになります。そこで落とし穴になるのが消費者金融です。

消費者金融の利用は増加傾向にある

最近では銀行でもカードローンを始めましたので、利用者は増加傾向にあります。もちろん消費者金融のカードローンの利用者も増えています。金利が低く抑えられているため、消費者金融では更に利用者を増やすべく色々と方法を考えているはずです。このため最近では多くの人が消費者金融を利用しています。ところでこういう人たちもある程度の年齢に達すれば住宅が欲しくなってきます。そうなった場合住宅ローンの審査を受けることになります。

消費者金融利用中の場合

審査は銀行の審査基準に沿って行われます。銀行が最も気にするのは返済してもらえるかどうかと言うことです。住宅ローンではそのために年齢や収入などの基準が有りますが、他のローンを返済中かどうかと言う点もチェックの対象になります。審査基準は銀行によって違いますから一律に駄目と言う訳ではありませんが、消費者金融からの借入が有る場合、その返済も行わなければならないため住宅ローンの返済に支障が出ると考える場合もあります。

かつて消費者金融を利用していた場合

これに対してかつて消費者金融を利用していたが現在は完済して借入は残っていないという場合には特に住宅ローンの返済に支障が有るわけではありませんからこれを理由に審査が通らないということはありません。したがって住宅ローンの融資を受けようという場合には、先ずは現在返済中の消費者金融からの借入は返済しておきましょう。影響するかしないかは金融機関次第ですが、審査の障害になる可能性のあるものは、事前に取り除いておきましょう。

現在完済しているがかつて滞納したことが有る場合

消費者金融の借入は完済しているが、返済途中で滞納などが合った場合には、信用情報にその点が残っている間は住宅ローンの審査を通るのは難しいと考えられます。この信用情報は滞納のような場合には5年間記録が残る事になっています。またかつて自己破産をしたような場合にはその記録は10年残りますのでその間は住宅ローンを始め他のローンの審査も難しくなります。安易な借り入れなどを行うと後のツケが大きいことを憶えておきましょう。

消費者金融を利用する場合は先々を考えて

このように色々なケースが考えられますが、単に消費者金融を利用すると言うだけの話でも後々大きな影響が有るということが分かります。したがって消費者金融を利用する場合には将来を良く見極めて利用する必要があるのです。特に住宅を購入するというのは人生でも最も重要な買物と言っても良いでしょう。ですから将来住宅を購入するという計画が有るのであれば、それに向けてそれを妨げることの無いように様々に注意する事が必要です。

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