これだけは知っておこう、カードローンにはこんなリスクがある

広告や宣伝が溢れ、いまや日本人にとって当たり前になってしまったカードローン。どんなものもそうですが、便利な道具やサービスはいいことばかりではありません。カードローンに関しても気をつけるべきことをきちんと認識しないと、痛い目にあってしまいます。以下、カードローンに関してこれだけは気をつけたい、という点を挙げてみましょう。

まず、第一にカードローンでは借りすぎに注意です。一般的に借金は借りる度に審査が必要なものです。しかし、カードローンでは一回審査を受けてしまえば、借りいれることのできる利用限度額が決められ、その限度内では自由に借り入れができてしまいます。しかも、その借り入れは最近は提携銀行ATMを始め、コンビニATMでいつでもどこでもできてしまうので、なんとも誘惑的です。カードローンの繰り返しの借り入れに慣れてしまうと、それが借金であるとの認識を失ってしまう人たちがいます。それも分からないではありません。やっていること自体は自分の口座からお金を下ろしているのとほとんど変わらないからです。

次に気をつけたいのは金利の問題です。消費者金融からお金を借りると金利は平均的には年率18パーセント、銀行から借り入れるとすれば3~4パーセントは低めでしょうか。いずれにしても目的型のローンと比べたら決して低い金利ではありません。

そして、最後に支払い方法です。一般的にはリボルビング払いという方法が取られていますが、一見すると借り手に非常に優しいように見えて、なかなか元本が減らず、いつまでも利息を払わされてしまう方法です。ですから、支払明細書などを確認して、自分の元本がどのくらいなのか、この先どれだけの利息を払わなければならないのかを分析しましょう。

こうした点を踏まえて、賢くカードローンの使い方を申し上げます。これは一つしかありません。それはずばり、少額のお金を短期で返す、ということです。是非、肝に銘じておきましょう。

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