年収で判断してはいけない!カードローンの利用可否を自分なりに確認

カードローンを利用する場合に審査の基礎になるのは利用者の信用情報と年収と言うことになります。特に年収は金融機関が返済していけるかどうかを判断するために利用できる客観的な数値と言うことになります。したがって年収が大きければ融資額もそれに見合って大きくし、年収が小さければ融資額も小さくしておかなければ返済は難しいと判断する訳です。このため借入する方も自分は年収が大きいからもっと借りても大丈夫と考えがちになりますが、実はそこに問題が有ります。

年収と返済能力

年収が大きいということは確かに大きな金額を扱うことが出来ます。しかし良く考えてみてください、年収が大きい人が必ずしも大きな資産を持っていますか。返済能力が高いということは返済に回せる余裕のある資金が有るということです。したがって返済が無ければ預金などに回って大きな資産を形成できるはずですが、実際にはそんなことはありませんし、逆に年収が少ない人の方が、いざと言う時に備えて日頃から預金をしていて沢山持っていたりすることも有ります。つまり返済能力は年収では分からないということです。

支出が重要

そこでこれらの点を良く考えてみると、もちろん収入も大切なのですが、返済能力を図るためには、支出も非常に大きな判断ポイントと言うことが出来ます。収入が大きくても支出も大きければ返済に回せる金額は少なくなりますし、収入が少なくても支出も少なければそこそこ返済していけます。したがって借入をする場合には自分の支出の大きさを良く把握しておかなければカードローンの利用の可否は判断できないことになります。収入だけで判断するのは大きな間違いです。

金融機関の審査では判断できない

したがって収入の情報しか考慮していない金融機関がいくらその人の返済能力を審査したところで、実際の返済能力とは隔たりが出てきます。したがってカードローンを利用する際には金融機関の審査が通ったからと言って、安心して融資を受けるのではなく、借りる前には自分の支出も考慮に入れた返済計画と言うものを検討して、本当に返済していけるのかどうかと言うことを判断しておかなければならない訳です。安易に借入すると痛い目を見ます。

返済計画とは

返済計画は借入金額から何ヶ月で返済できるかを計算します。これは金融機関の提供する返済シミュレーションを利用すればすぐに計算できます。そのあとその期間中の月ごとの収入と支出を予想してその差を計算します。その差から各月ごとに返済できるかどうかを判断します。返済が厳しい月が有ればその返済計画は破綻です。借入金額や支出を減らせないかなどを検討しながら返済できる計画を練ることが必要です。ここは時間をかけてじっくり検討しましょう。

年収を生かす

そもそも大きな年収が有れば借り入れなどしなくても良い筈です。借入しなければならないということは生活レベルに問題が有ると考えた方が良いでしょう。年収が高いということで必要以上に贅沢をしているような人を時々見かけますが。必要なのは自分の収入に見合った生活をすることです。そうすれば借り入れなど考えなくても楽に生活できるはずです。カードローンの利用を考える前に、まずは自分の生活から見直してみてはいかがでしょうか。

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